ヘモグロビンも日の丸? 日本不在の反日が極端にまん延する中国

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中国飲料大手の農夫山泉の日本に媚びる「媚日」に関して、歯止めがかからない。問題となったお茶シリーズのみならず、別の商品にも執拗に日本要素を見つけようとする動きがみられる。さらに同社の主力、ミネラルウォーターはふたやパッケージが赤色をベースにしているが、それを上から見ると「日の丸だ!」と騒ぐ始末。さらにこれと関連して、白地に赤いボタンを「日の丸見つけた!」。もう日本と全く関係ないところで展開される中国の反日について、中国現地でもうんざり気味に考察する記事が発信された。

記事の内容

日清戦争以来、もともと「反日」は国民国家形成のきっかけであり、バラバラだった中国人が「国家を滅亡から救う」という危機感のもとに団結することができたのは間違いない。

侵略者の試みを阻止する上でプラスの効果が得られた。平時には、この歴史的記憶が呼び起こされるたびに、少なくとも一時的には常に中国における日本(より具体的には、通常は日本企業)の利益に矛先が向けられることになっていた。

しかし最近の反日は反日ではない。日本に対して何か実質的な報復が行われるわけでもなく、内部抗争、道徳裁判になっているにすぎない。つまり、現実の日本とはもう関係なくなっている。その意味では抽象的なものだ。本質的に言えば、現在の反日は魔女狩りのようなもの。

この魔女狩りのような反日は特に証拠を必要としない。もう日本そのものが重視点ではなく、気に入らないやつの攻撃手法になってきている。終いには、血液中のヘモグロビンも日の丸だ、と言い立て、汚染水ともくっつけ、血中のヘモグロビンに対抗し、愛国情緒を盛り上げるべきだ、と喚き散らす。

もう全く意味不明な方向に進んでいる現在の中国における反日は、もう本当に日本とは関係なく、完全な陰謀論だ。こんなことをやっても全く無意味ではある。しかし、農夫山泉のような企業にとっては、現在の中国ではこうした新しい経営リスクがあることは銘記されなければならない。

絶望的に見える。確かにこの問題だけで対処するのは難しい。だからこそ、この問題を超えて、その背後にある力学的なメカニズムを解明する必要がある。思考が狭くなり閉鎖的になる傾向に続き、社会の変化に直面して途方に暮れている人々は、本能的に出口として秩序を受け入れ、道徳的判断から強さの感覚を獲得する。

しかし、それは本当の解決策ではなく、現実には個人的な不満を解決することはできない。そのような自己啓発は長くて茨の道であることは承知の上で、これが唯一の道であり、希望を見るためには忍耐が必要となる。

相変わらずの中国による反日

締めは抽象的すぎて、何を言っているか分からないが、おそらく筆者の保身のためでもあるのだろう。要はバカみたいな反日は止めよう、ということのような気はする。今後中国で、景気が低迷し、不景気が定着すると、こうした現象は歯止めが効かなくなる可能性はある。

しかし一方で、この記事のコメント欄には多くの書き込みがあり、この記事の本題に触れることなく、「ヘモグロビンも、ボタンも、ペットボトルの蓋もみな日の丸であり、日本要素じゃね?」「農夫山泉の製品には福島県産の桃を使用しているものがある!」などの書き込みもあり、日本不在の中国の反日という現状は引き続き変化が見られない、と言わざるを得ないようで、それはすなわち、あまりにも意味不明かつ無意味なものであるために、現代中国人の精神的退化を進める可能性すらありそうだ。

翻訳元:https://mbd.baidu.com/newspage/data/landingsuper?context=%7B%22nid%22%3A%22news_9469002526395982657%22%7D&n_type=-1&p_from=-1

コメント

  1. ヘモグロビンもってw 中国中で日の丸捜して批判し続けるのか?w

  2. 地上波でもこれ、報じられるようになっているねw

  3. こじつけが過ぎるw

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