イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF遠藤航は2024年3月10日、プレミアリーグ第28節マンチェスター・シティ戦(1-1)でフル出場を果たし、世界最高峰のリーグにおける頂上決戦で勝ち点獲得に貢献、ファン投票によるマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出された。
試合経過と遠藤の活躍
今季の優勝争いを占う大一番で先発を飾った遠藤だが、前半23分にシティのデザインされたMFケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー代表)によるコーナーキックからDFジョン・ストーンズ(イングランド代表)に先制点を奪われる。
それでも後半3分、リバプールはFWダルウィン・ヌニェス(ウルグアイ代表)がペナルティーエリア内で倒されて獲得したPKをMFアレクシス・マック・アリスター(アルゼンチン代表)が決めて同点とした。
その後も息つく暇もないような一進一退の白熱した展開となったが、試合は1-1のまま終了を迎えた。注目は、戦前から指摘されていたリバプール遠藤とシティのデ・ブライネとのマッチアップ。
遠藤はなんと、世界最高峰のMFであり、シティの心臓デ・ブライネとのマッチアップにほぼ完勝、シティは遠藤が効きすぎてデ・ブライネを後半、交代させざるを得なかった。交代時に監督に猛抗議したデ・ブライネの姿も話題に。デ・ブライネを交代に追い込んだことは、遠藤もまたワールドクラスのMFとなった証。
これは大げさなことではなく、リバプールのユルゲン・クロップ監督が試合後に語ったことであり、また敵将シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も試合後のコメントで遠藤を名指しで言及したほどだ。さらに当のデ・ブライネ選手も試合後のインタビューで遠藤を称賛した。

遠藤航のシティ戦スタッツ
出場時間:90+8
パス成功率:54/56(96%)
キーパス:1回
地上戦勝利数:4/5
空中戦勝利数:2/2
インターセプト:2回
タックル:4回
ボールロスト:3回
この中では、パス成功率と地上戦(デュエル)の勝率が注目されている。
捜狐の評価
この遠藤の活躍に、中国でも大騒ぎだ。そもそも中国はサッカー好きのお国柄として知られ、自国選手がいるかどうか(ほぼいないが)に関わらず、欧州の主要リーグのファンはものすごく多い。もともと今回の頂上決戦、注目度が高かった。
中国のウェブメディア『捜狐(SOHU)』はこの試合結果と試合の流れ、関係者のコメントなどを伝えた上で、「今回のシティ戦で、遠藤航は自分の実力と価値を改めて証明した。MFとして、類稀なパス、及びキープ能力を発揮したのみならず、リバプールの堅守を支えた重要な役割を演じた。彼のパフォーマンスは、リバプールに勝利への希望を抱かせ続けるもので、また自分のためにより多くの称賛やリスペクトを勝ち得た」とした。

新浪の掲示板
同じくウェブメディア「新浪(SINA)」には掲示板のスレッドがたてられ、遠藤のスタッツが掲載され、ユーザーがコメントしている。
「シティ相手だぜ?何だこのスタッツ」
「MOMはDFフィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表)ではなくて?」
「endoごめん。昨夏リバプールに移籍した時は、何だこの日本人は、と思ってた」
「丁丁(デ・ブライネ)を完全に抑え込んでいたね」
「遠藤が今季、こんなすごい活躍するなんて思ってもみなかった」
「リバプールがボールをロストするといつも遠藤が取り返してた。リバプールは本当に大いに助かったね」
「日本に好感ない私でも、遠神には驚かざるを得ない」「こんなところにも国籍持ち出してくるのか?w」
「5000万ポンドで売れるね(昨夏は1600万ポンド/約28億円で獲得)」「いやいや、8000万ポンド」
「航子は本当にどんどん良くなるね」
「高コスパすぎる」
「戦神クラス」
「遠神は働き続けるね」
コメント
世界で今、日本人選手と言えば、久保でも三苫でもなく、ワタゥルーエンドゥーだと思う
遠神? 航子? なんだそりゃw
ファン・ダイクも遠藤を激賞していたねw 頼れるキャプテン、南野もお世話になったw