中国で、男性従業員、誤って女子トイレに入ったら即解雇

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ある中国のおもちゃ工場の男性従業員が誤って女子トイレに入ったら即解雇されたという。誤って女子トイレに入った際、女性従業員が用を足していたことも問題視された。

男性従業員は誤って女子トイレに入ったことに気が付くとすぐに女子トイレを出て、女子トイレ滞在時間は10秒程度だったとされる。男性従業員は訴えを起こしたがいずれも敗訴。

何が起きた?

男性従業員の張さんは急な腹痛で急いでトイレに向かった。その際誤って女性トイレに入り、誤りに気づくまでの10秒間ほど、女性トイレに滞在してしまった。

その際、その女性トイレでは、女性従業員がちょうど用を足していた。

この状況に対して、同工場を運営する会社は即日、張さんに解雇を通知した。趙さんと会社の契約に、「騒ぎを起こした際、公安部門に送致、工場から追い出す」と明記され、これに該当すると判断された。

男性は会社の判断を不服

張さんはこれを不服、あくまでも急な腹痛による非常時での誤りであり、誤りに気が付きすぐに女子トイレを出て男子トイレに行ったものであり、解雇を違法と主張。

実際に張さんは労働仲裁を申請、違法解雇による賠償金4.59万元(約92万円)、30日以前に書面に通知しなかったことによる賠償金2700元(約5.4万円)を求めた。

しかし、労働仲裁は、張さんの請求を退けることになる。

張さんはこれを不服として、裁判所に訴えることにした。

裁判所も会社判断は合法

しかし裁判所も、張さんの行為は主観的にも悪意が存在したものであり、公序良俗に違反、会社による解雇は合法、と判決した。

裁判所によれば、会社側による判断、つまり「騒ぎを起こした際、公安部門に送致、工場から追い出す」と明記された契約の履行は正当であり、張さん自身、その契約にサインしていること。

また、張さんは同会社及び工場勤務9年のベテランであり、その間工場の移転や増改築はなく、トイレの場所は張さんの職場から遠くもなく、男女の区別も明確であり、男子トイレを女子トイレと間違いようがないこと。

トイレの位置や状況など非常にすっきりしており、張さんの当時の生理現象状況を考慮しても、男女トイレを見誤る可能性は極めて小さく、張さんの主張する急な腹痛は理由にならないこと。

女性従業員のプライバシー侵害

さらに、当時女性トイレでは女性従業員がまさに用を足しており、この件について、張さんは何も触れておらず、証拠を提出していない。張さんの行為には主観的には悪意があり、女性従業員のプライバシーを深刻に侵害、これも契約上にある「騒ぎを起こした際」に該当する、と判断された。

以上を通じて、同会社による張さんの即時解雇は不当なものは全くなく、張さんの訴えは全面的に退けられた形になった。

男性は中国で誤りに注意必要

状況がまだまだ不明な点があり、判断するのは難しいが、両者の言い分の見た限りにおいて、張さんの悪意ある行動は明確ではないように感じられる。

中国に旅行や仕事で行った際、日本人の男性が女性トイレに誤って入ってしまった際、思ってもみないような重大な罰則が与えられる可能性がある点も注意したいところ。

翻訳元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1792680663765532480&wfr=spider&for=pc

コメント

  1. 中国は昔から女性の権利が強い、というより、強くしてきた経緯があるけど、まだまだ女性の権利は弱いと考えられていて、フェミニズムがえぐい一面もあります。

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