2024年3月19日、現地時間14時37分頃、呼北高速道路の山西省臨汾市郷寧県のトンネル区間で、大型バスがトンネル内の側壁に衝突、14人が死亡する大事故が発生した。
事故現場は?
呼北高速道路は、内モンゴル自治区の呼和浩特(フフホト)市から広西チワン族自治区の北海市までを結ぶ、全長2741kmの中国の国土を縦断する長大な高速道路。G59というナンバーが付されている。
山西省臨汾市の郷寧県は市の西部に位置する。県域のやや西よりにG59が横断している。
臨汾市の中心域は平地であるものの、郷寧県から西がちょうど山間のエリア。同県はG59のみならず多くの高速道路が通っているが、トンネルも多そうな感じだ。
事故の様子
北海市側からフフホト方面に向かっていたこの大型バスは、観光用のものらしく、河南省ナンバーを付けており、事故発生時は積載可能人数54人に対して、51人が乗車していた。
おそらく正席45席、補助席9席クラスのもので、補助席も相応に埋まっていた可能性がある。死者14人、負傷者37人であるため、乗客乗員全員が死傷者になる事故。そのうち、すでに運転手の死亡は確認されている。
事故原因は分かっていないが、トンネル内での事故であったことも救助などに手間取った要因になったかもしれない。
結局現場救助は24時間後に終了、その後に同高速道路は通行が可能になった。この渋滞に巻き込まれたユーザーによる渋滞の様子の動画も拡散している。
原因究明が急がれるが
事故の状況が分かってきた。乗客は江蘇省鎮江市のある村のグループのようで、ほとんどが60歳以上の高齢者だった。同市を3月18日に出発、同24日に帰宅するツアーだったようで、料金は1人当たり2000元(約4万円)。
あまりにも大規模な交通事故だけに、原因究明が待たれる。それによる徹底的な再発防止に取り組む、というのが常道。
しかし死傷者の多さから考えて、責任問題に発展する可能性が高く、原因究明よりも責任問題にフォーカスされがちな中国の大事故の轍を踏むことになるかもしれない。
翻訳元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1794219931216632607&wfr=spider&for=pc
コメント
大規模事故が普通に起きとる。。
結果的なんだけど、中国版、老人集団自決、かな
トンネルの右側に衝突だから、普通に考えて、運転手の不注意(居眠り含む)かな。。。責任のなすりつけ合い、始まるかな。。