恒大、今度は財務諸表捏造、詐欺債権で罰金865億円、潰しにかかる?

経済
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デフォルトが続き、倒産危機に陥っている中国不動産デベロッパ恒大グループの恒大地産が、債券発行に関して、財務諸表の捏造、詐欺的な発行により、中国当局により41.75億元(約865億円)の罰金が科されることになった。同グループトップ許家印氏、夏海鈞氏を終身で証券市場の出禁となり、彼ら個人にも罰金が科された。恒大地産側は本件について一切弁明しないことを表明、全面的に受け入れる構え。

財務諸表の捏造

対象は2019年、2020年における売上と利益によるもの。

2019年売上の虚偽分は2139.89億元(約4兆4334億円)、記載売上の50%を占めた。
2019年利益の虚偽分は407.22億元(約8437億円)、記載利益の63%を占めた。

2020年売上の虚偽分は3501.57億元(約7兆2545億円)、記載売上の79%を占めた。
2020年利益の虚偽分は512.89億元(約1兆626億円)、記載利益の89%を占めた。

この2年間で半分以上の売り上げ、利益を水増し、2020年はより悪質になり、80%前後が虚偽記載になっている。

2年間で売上を11兆円以上、利益を2兆円近く粉飾。もう意味不明な規模で、粉飾決算史上でも世界一の規模か?

詐欺的な債券発行

この財務諸表により、下記の債券発行が詐欺と認定された。

2020年05月26日発行 40億元(約800億円)
2020年06月05日発行 25億元(約500億円)
2020年09月23日発行 40億元(約800億円)
2020年10月19日発行 21億元(約420億円)
2021年04月27日発行 82億元(約1640億円)

幹部の終身出禁、罰金

これにより、企業としての罰金865億円の他、同グループトップ許家印氏、夏海鈞氏も証券市場への終身出禁が言い渡された。許氏についてはすでに当局に拘束され、動静が伝わらなくなって久しくなっていると思われる。

個人としての罰金も科され、許氏が4700万元(約9.4億円)、夏氏が1500万元(約3億円)。もう額が大きすぎて、全然わからない。今も両氏が個人的にこの規模の資産を保有しているとは思えず、見せしめ的な意味合いが大きいか。

本当に実行できるのか不明だが、不良不動産企業の倒産を実施するのであれば、やはり恒大が最右翼のようだ。

翻訳元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1793874786493301929&wfr=spider&for=pc

コメント

  1. 一社だけで30兆円クラスの不良債権

  2. 無いとたかをくくってたけど、恒大が倒産するとなると社会的ショックは相当なものに

  3. 今も恒大に勤めている人、何考えているんだろう?w

  4. 売上11兆円もちょろまかして、バレないとは考えなかったんかw

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