恒大の苦境また浮き彫りに。中国ネット民「毎日必ずなんかやらかす」

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恒大が江蘇省蘇州市で、マンション引き渡し遅延違約金の支払いに対して、駐車場購入で天引きになると発表、中国で話題になっている。マンション引き渡し遅延違約金も支払えない、恒大の厳しい状況を示している。

どんなマンション?

恒大は2016年、蘇州の土地を30.68億元(約600億円)、想定される建築1㎡単価1.78万元(約36万円)で取得した。この地に12棟の7~10階建て、7棟の16~19階建てのマンションを建設、全1371戸を2期に分けて開発する予定だった。

2017年8月、販売を開始した。もちろんマンションは建っていない状態。当時は1㎡単価2.8万元(約56万円)、102~138㎡の部屋だ。続けて2019年にも1㎡単価2.3万元(約46万円)で売りに出した。

いずれも取得単価よりも高いが、17年に比べ、19年は単価10万円も安くなっている。当時から中国不動産不況の足音が聞こえていた。

引き渡し遅延違約金とは?

もともと第1期は2021年8月に引き渡しを予定していた。ただし、その後恒大の度重なるデフォルトとなり、工事は停止。2022年11月になって、ようやく引き渡された。引き渡されただけまだマシか。

15ヶ月も納期が遅れてしまい、中国の法律により、引き渡し遅延違約金の支払いが恒大に求められた。細かな計算式はあるが、マンション購入総額の2%が限度らしい。およそ1人当たり6万元(約120万円)になる。

この対象者が何人なのかは不明だが、仮に500人として、6億円程度。もちろん小さくはない額だが、恒大の債務総額に比べれば微々たるもの、とも言える。この支払が行われる2024年4月3日を前に恒大が出した声明が問題になった。

駐車場贈呈で違約金不払い

それが、マンション引き渡し遅延違約金の支払いに対して、駐車場購入で天引き。そのマンションにある地下駐車場を1台当たり10万元(約200万円)として販売しよう、というもの。この価格が妥当であれば、違約金は6万元であるために、恒大は支払いが不要となる。

恒大は駐車場代は今後10万元から下げるつもりがないことなどの約束をする、ともしたが、そもそも恒大の約束など中国でももう誰も信用していない。加えて、駐車場が必要ではない人はどうするのか、などが話題になった。

中国現地弁護士によれば、もちろんこの提案に対する拒否権はあり、住民は遅延違約金を受け取ることも可能、だという。ただ、すでに引き渡されており、地下駐車場も稼働しているはず。必要な人はとっくに駐車場を使っているはずで、正直どういう状況なのか分からない。

中国ネット民の反応

とにかく、恒大がホントにお金に困っていることを完全に浮き彫りにした形。中国ネット民は下記のように反応している。

「ここに住んでるけど、駐車場ゲットしたぜ!恒大から違約金6万元あって、その中から3万元支払った」

「違約金も支払わずに、また何とかしようと企んでるのか」

「おらの村には恒大はない、喜ばしいことだ」

「駐車場も引き渡し不可、とかになりそうwww」

「駐車場の所有権ではなく、使用権だよね? 使用期間は?」

「駐車場なんて売れないよ」

「またやりやがったw恒大なんかもう誰も買わないでしょ。買った奴らはみな後悔して死にそうになっているしw」

「またか。おらが住んでいるような辺境に恒大はないが」

「詐欺集団だな」

「毎日必ず何かやらかすな。しかもいつも違うことを。よく生きていられる!」

翻訳元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1794360482311718125&wfr=spider&for=pc

コメント

  1. 早く倒産させないとw

  2. いろいろ、ホントよく考えるよねw

  3. いや、早く倒産するのが中国全体のためじゃねw

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