北京市の紫禁城(中国では「故宮」と呼ばれることが一般的)のある一画で、午後の時間となり、閉門したところに女性が到着、「我は女帝なり、そこを退け」とスタッフに命じる動画が拡散している。スーツケースを持ったこの女性は、どうしても中に入りたかったのか、滔々とスタッフに「教え説く」演技を行ったことに、中国でも話題になっている。
上帝の権利、越権するな
「ちょっと上司に掛け合って、私を中に入れてくれない?」
「あなた方の全ての権利は、すべて上帝が与え給うたものだ。どうぞ、越権しないように」
「我は女帝である」
「分からないの? そこを退け。どうぞ、そこを退け」
「(入れてから)何かあれば私を呼びなさい」
これをスタッフもあっけに取られて聞いている。そこに。

別スタッフも軽口
男性の別のスタッフが女帝側、外からやってきて、「女帝がお見えなの?」と、門を開けて中に入る。
女性は、「そう、私は女帝。入れなさい」
男性の別のスタッフは華麗に無視して、門を開けて自分だけ中に入る。
そのチャンスを逃すまいと、女性も男性スタッフの背中にべったり張り付けるように、一緒に入ろうとする。
中にいた元からのスタッフは「入らないで、入らないで、入らないで」と女帝を追い出し、それに成功する。
「もうすでにチケットの改札は終了しています」とそのスタッフはとどめを刺す。

終焉
しかし女帝はひるまない。「我に改札必要なし」と宣う。
「あなた方はこの歴史をわかっちゃいない」
「まずは我を中に入れなさい」
「まずは我を中に入れなさい」
「まずは我を中に入れなさい」
粘り、3回繰り返して、ここで動画は終わる。

中国ネット民の反応
この女性、怒り狂っているわけでもなく、むしろ冷静に、淡々と「我は女帝」と言い放っているところに、なんと言うか、狂気というか、真面目なのか、ふざけているのか、よく分からない変な感じを受ける。
中国ネット民も戸惑いを隠せない感じも受けるが、基本的には批判している。
「相当お酒を飲んでる?」
「北京に女帝はいないんだよね、いたのは洛陽なんだよ(中国史唯一の女帝、武則天が洛陽を神都として洛陽に都をおいた)」
「女帝さま、お供や護衛はどこに?w」
「女帝さま、お持ちのスーツケースは我々庶民と同じものですねw」
「笑っちゃいけないよw彼女は真面目だ」
「精神障害がエグイのか?」
「女帝には見えないな、女帝の護衛ぐらいじゃない?w」
「女帝が、自分の荷物、スーツケースを引くものかw」
「(天使が乗る車)輦轂で来なかったからスタッフも気づかなかったんだよw」
「女帝なんだから(庶民と同じもんじゃなくて)専用通路があるでしょw」
翻訳元:https://haokan.baidu.com/v?pd=wisenatural&vid=5932876906794509935
コメント
笑うしかないなw
凄いメンタルw