習近平主席の官邸もある中国政治中枢、中南海の入口の門に車両が突入

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習近平中国国家主席の執務室であり官邸もある、北京の中南海の正門に向かって車が突進する事件が発生した、という。現場を写した映像には「殺人犯共産党」と叫ぶ声も入っていた。中国内最大政治行事である両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)の開催期間中に発生した今回の事件。様々な憶測を呼んでいる。

動画が全世界を駆け巡る

当然、中国国内では報じられていない。ただし、30秒ほどの関連動画はXを通じて、世界中を駆け巡っている。

どんな事件だった?

三立新聞など台湾メディアは2024年3月11日、中南海の正門である新華門に向かって黒い乗用車が進入を試みたがフェンスに阻まれ停車した、とした。事件の日時は前日の3月10日未明とされる。中国最大の政治行事である両会の閉幕1日前という微妙な日時である。

公開された映像には黒いセダンが新華門の前に止まっており、実際に進入を試みた部分は映されていない。しかし、黒い服を着た10人ほどの警備員が男性と推定されるドライバーを車から引きずり出して荒々しくどこかに連行する姿は写っていた。

絶叫に若干の違和感

この動画には現場で何者かが「殺人犯共産党」と叫ぶ声も収録されていた。確かにそのように聞こえる。ただ、一般的な中国人が、使わないことはないが、「殺人犯」という言葉をチョイスするのは違和感がある。

仮に「殺人犯」というチョイスを行ったにせよ、「共産党是殺人犯」の方が、中国人が絶叫する時にはふさわしいような気がする。たった一文字増えるだけなので、絶叫する時間が足りなかったとは思えない。

また、中国大陸の一般人が「共産党」だけを言うのも違和感がある。もちろん、全くない、とは言い切れないが、通常面倒でも「中国共産党」あるいは略して「中共」というのが普通のような気がする。

異例なことであるのは確か

以上のように、今回の事件、中国大陸の一般人ではない可能性もあるような気がするが、海外華僑など反中国共産党系組織の活動家であれば、中国の公安組織が彼らをここまで中南海に接近させるとは思えない。突入車両は、北京ナンバーであることも推定されている。

中南海は天安門と人民大会堂などが隣接する中国政治の中心地で、習主席をはじめ現役とOBを含む中国指導部の大部分が居住しており、普段からものものしい警戒がされている。それだけに今回の事件は極めて異例なことと言えそうだ。

翻訳元:https://www.setn.com/News.aspx?NewsID=1437226

コメント

  1. 特段の続報はないのかな? またまた闇の中へ

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