CCTVで暴露された中国劣悪食品「大学生99%がすべて食べてるよ(泣)」

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3月15日の世界消費者権利デーに合わせて、中国消費者の権利を阻害する会社や製品を徹底的に叩くCCTVの番組、CCTV315という番組。ネット上のアーカイブ含めて、毎年数億人が視聴するが、今回のテーマの一つが「食品の安全」だったために、視聴者に与えた影響は甚大だったようだ。自分たちの国にはこうも劣悪な食品が市場に溢れていたのか、と。

中国の大学生99%が衝撃

今回のCCTV315で取り上げられた食品の安全に関する事例の一つ、劣悪豚肉を使用した食品は別の記事にある。

CCTV315では今回、食品の安全を害する多くの食品を紹介したが、それらは軒並み低価格を売りにしていたために、被害者はそうした低価格商品を好んで購入して飲食する学生だ、として、一人の大学生が投稿したショートムービーがバズっている。

「今回最も衝撃を受けたのは(劣悪食品を製造した)メーカーでも誰でもなく、我々大学生だ」「中国の99%の大学生が痛めつけられた」という。別の学生からは、「紹介された十数件の劣悪食品、俺、過去にすべて食ってた。。」などの投稿も見られた。

思い出も急速に色あせ

紹介された劣悪食品には、魅力的な色でんぷん入りのソーセージ、甘くておいしいミルクティー、滑らかで柔らかいアヒルの血、美味しくて魅力的な鶏肉の煮込みなどがあり、いずれも安価かつ美味ということで、中国の大学生がよく食していたものばかり。

多くの中国大学生が番組を見て、青天の霹靂のような衝撃を受け、過去に食し美味だった美しい思い出は急速に色あせ、彼らの心は痛みと無力感でいっぱいになった、という。

一部の学生はやはり番組を見て、涙を流さずにはいられなかった、という。紹介された劣悪商品は彼らの生活の中の一部であり、友達との飲み食い、誕生日や祝日を祝う際の食事には欠かせないものばかりで、到底受け入れられなかった、という。

中国現地の解説記事

中国現地の解説記事では、今回のCCTV315は、これら劣悪商品を晒して打撃を加えた、とともに、消費者の権利は確固不動に守らなければならないことを示した。おいしいものを食べて楽しむと同時に、食品の安全問題を注視、自分の合法的権利を保護しなければならない、とした。

また、今回の番組は、中国の多くの大学生に小さくない衝撃を与えたが、彼らが食品の安全に関する重要性を認識させるのにも十分だった。今後は食品を選ぶ時により慎重になり、もう見た目に簡単に騙されなくなるだろう、とした。

大学生の多くが今後、関連部門に監督管理の強度をより高め、市場における食品の安全に対する信頼性を確保、消費者が安心して購入、食する環境整備を進めるべきだ、とした。

翻訳元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1793746216543548609&wfr=spider&for=pc

これ、ホントに超大国?

中国現地の解説記事は、至極真っ当なことを言っているようで、改善に向けた具体的なものはなく、あくまでも表層的だ。これではまた数年後、同じようなことになっている可能性が高い。

というのは、30年の歴史があるCCTV315では、定期的に食品をテーマにしてきているからだ。報じられた時は中国全土が大騒動になるが、すぐに冷めて、忘れていく。これを繰り返しているから、本当の意味での食品の安全につながらない。

ともかく、大学生が安心して食せない食品が氾濫している、ということが明らかになったわけで、これはさすがに、超大国とは遠い現状だな、と思われる。自分たちが超大国と思っているほど、いや、そうでもないよ、と自分たちで表現してしまっているw

超大国じゃなくても、食品で煩わされることなく、美味しいものを美味しく食べるという普通の国の方がよいね、という声が、今後中国でも溢れてくる可能性を、今回の件で感じた。

コメント

  1. 日本の安全安心、美味の海産物の輸入を停止している場合じゃないじゃんw

  2. 何はともあれ可哀想、生まれた国が悪かった

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