雲南省、ミャンマー国境の市で大規模な森林火災、3人死亡、1人負傷

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雲南省臨滄市で2024年3月16日、森林火災が発生、周辺の村を巻き込む激しい炎が見られ、5.33ヘクタールを燃やし尽くした。火災発生後、現地当局はすぐさま消火活動を行い、数時間の奮戦後、同日23時までには鎮火を完了した。村民100人は避難して無事だったものの、村の幹部3人が消火活動中に命を落とし、消火活動作業者1人が負傷した。

殉職3人を英雄視

臨滄市は雲南省の西南端、ミャンマーと国境を接している。こうした事故では珍しく、今回の森林火災における動画は中国ネット上でもあまり出回っていない。それぐらい僻地であることを示している可能性がある。

しかし、中国現地の今回の事故に関する関心は高い。何よりも死傷者が出たことが大きい。消火活動中に犠牲になった3人の村の幹部を英雄視し、その勇敢な行動を称える内容の記事が多い。

ユーザーの反応も「英雄万歳」的なものが多い。

翻訳元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1793821555913448809&wfr=spider&for=pc

多発の火災、なぜ続く?

自分の身を顧みず、身を挺して、村や村民の生命・財産を守ろうという、中国共産党員としてのあるべき姿、と喧伝したいのだろう。

今回の亡くなられた3人の方は本当にそうだったのかもしれないが、彼らを美化することで、ほとんどはどす黒い闇を抱える中国共産党員を正当化しようとしているとも考えられる。

現在、火災の原因や、失われた財産の精査などが行われている。

この西南エリアでは山火事、森林火災が多発している。気候が関連している、ともされるが、原因はよく分かっていない。

多発しているのに制御できないというのは、やはり中国らしく、根本を見抜けていない、あるいは目を瞑っている可能性がありそうだ。

コメント

  1. 社会的報復による放火説もあるらしい

  2. なるほど。それだと防ぎようがないですかね?

  3. 英雄を作るのはいいんだけど、事の本質から離れてしまわない?

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