アップルCEO「中国を、そして中国人を愛している」中国トレンド入り

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アップルのティム・クックCEOが訪中し、中国の商務省大臣などと会談、その後、上海に誕生した中国及びアジア最大のアップルストア上海静安寺広場店の開業式典に参加した。アップルストア上海静安寺広場店では先日、「外国に媚びるな」と喚き叫ぶおばちゃんが出現したことでも話題になった。【動画で見る

中国商務大臣と会談

クックCEOは2024年3月22日、中国商務省の王文涛大臣と会談、王大臣は「中国経済は強大な粘り強さを備え、長期的にファンダメンタルズに変化はない」と主張。外資離れが加速している中で、アップルという世界最大級の外資に必死に中国をPRした。

クックCEOも「中国は人材に溢れ、イノベーションに活力があり、アップルとしても重要な市場であって、重要なサプライチェーン・パートナーだ」と返した。中国リスクに備えて、製造拠点のインド移転を進めていることなどおくびにも出さずに。

双方必死な背景とは

狐と狸の化かし合いにしか見えないが、どちらも必死だ。中国側は最近、党機関紙である人民日報が外資を大々的に呼び込もうと特集をうった。その際は、一時的にだがトレンドワードとなっていた。

いやいや、反スパイ法をなんとかしろよ、という話だが、アップルにしても、中国が重要な市場であることは間違いない。しかしそれもファーウェイの復活により、シェアを急激に縮小させており、中国市場に対する危機感は強いのだろう。

空疎なリップサービス

そこで開業したのがアップルストア上海静安寺広場店だ。開業前、「外国に媚びるな」と喚き叫ぶおばちゃんが出現したことでも知られる。中国でも多くの人がこのおばちゃんを支持していないが、上海という大都会さえ根強い反米志向が感じられる。

クックCEOは今回の訪中で、中国現地メディアの取材に答え、「私は中国を、そして中国人を愛している」「中国に戻ってこれてうれしい。中国市場への投資を継続していく方針だ」とリップサービスに勤しんでいたが、空疎さはぬぐえず、事はそう単純ではなさそうだ。

翻訳元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1794380142891808407&wfr=spider&for=pc

コメント

  1. やはり米国大好き、リップサービスを真に受けるw

  2. 世界はみな、徐々に中国から離れていることを中国人民は知らない

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