恒大EV子会社、膨大な赤字は当然だが、売上が281億円もある件を調査

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中国不動産で、デフォルト及び倒産危機に陥っている恒大の、EV子会社である恒大汽車が2023年の業績を発表した。それによれば、売上高は13.4億元(約281億円)、赤字は119.95億元(約2513億円)。【動画で見る

売上の主力は不動産

恒大が起死回生を狙って、EVに転身、というのは以前までに報じられているが、その後、全く売れているそぶりがなかった。なのに、膨大な赤字額は納得としても、売上が268億円もあるの? と疑問に思った。

なので、原文にあたってみる。それによれば、EV分野での売上が2億378万元(約43億円)、不動産開発・販売が11.36億元(約238億円)。

EV子会社がまだ不動産売ってたんかーい! しかも売上のほとんどやないか―い!

それにしても、EV分野がまだ43億円もあるのか。

EVでも43億元の売上

原文によれば、2023年12月31日までの累計の販売台数は1389台。日本円で1台300万円ほどのEVを販売していた、とすると、確かに43億円ぐらいにはなりそう。

2023年12月31日までの累計の生産台数が1700台を超えた、ともしている。差し引き300台ほど、2022年に売れた、ということだろうか。

ただし、米テスラのModel Yは中国で、月に数万台売れており、2023年は40万台以上売れた。それと比べると1389台はあまりに少なく、恒大EVはやはり全く売れていない、と言っていい。

債務超過は改善の兆しも

今回の決算では、総資産が349億元、総負債が725億元と、完全な債務超過だ。つまり純資産が377億元の赤字。しかし前年の純資産の赤字が686億元だったから、頑張っている方か。

とはいえ、見通しを暗い。。まあ、無理だろうなw

親会社ともども、まとめて破産・清算した方が、長期的に見ると中国のためになりそうだが、そうはならないのだろう。。南無

参考元:https://x.gd/p1QfX

コメント

  1. これもちょろまかしてるっぽいけどねw

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