浙江省杭州市で兵馬俑をテーマとした展示に対して、市民を中心に非難の声が上がり、中国のネット上で盛り上がっている。事前告知やプロモーションの動画と比べ、実際の展示があまりにもしょぼく、チケット代も割高だったため。「結局は、陝西省西安市に行って本物見た方がよいね」の声も。
「2年間かけた文化的盛宴」
2024年3月23日に公開を予定していた杭州の兵馬俑展。西安の本物を持ち込んだ展示、ではなく、当地でそれらしく作成したものを展示するようだが、「2年間、巨費を投じて築き上げた文化的盛宴」などの告知や、プロモーション動画の出来が迫力満点だったこともあり、杭州市民から期待が高まっていた。
3月23日オープンの日、会場には長蛇の列が並び、最も安いチケット代の58元(約1160円)も、期待の高さから当初は安いと思われていた。
しかし、実際にオープンしてみると、その展示物、特に兵馬俑を模して製作されたと思われる像は、表情が単一で、造りも荒く、とても当初の期待に副えるものではなかった。会場も思いのほか狭く、「2年間、巨費を投じた文化的盛宴」とは程遠いものだったという。
杭州で兵馬俑なんて無理
長蛇の列ができた来場者の全員がほとんど同じ思いだったようで、来場者が思い思いにSNSに発信すると、これが中国全土でバズった。中国人民の矜持、兵馬俑がテーマだったことも大きな反響になった要因のようだ。事前告知と会場の現実を比較した動画もバズった。中国ネット民からは下記のような書き込みが見られた。
「2年かけてこれ？」
「2年間、何やってたの？」
「西安行けば、実物も見れるし、西安そのものを体験できるからね」
「杭州に兵馬俑？ そもそもありえねｗ」
「チケット代、今となっては高すぎでしょ」
「ほんとにヤバい展示だった」
「金儲けだからね、投資をどう回収しようかしか考えてないよ」
「どちらにしろ偽物。西安に行って実物見るにしかず」
「杭州行って兵馬俑を見ようなんて、もうただの病気」
翻訳元：https://baijiahao.baidu.com/s?id=1794361077879236433&wfr=spider&for=pc
コメント
金儲けてなんぼの社会だねｗ
自国の文化さえ人民を落胆させる国ｗ
西安の兵馬俑が本物とは限らん、まだまだ甘いな。発掘から修復前の写真の公開が少なすぎる。一説によるとシルクロード様式の遺物を相当改変したようだ。
なるほど、そのような説もあるんですね。勉強になります。