杭州の宝飾店でハンマー振り回し金を強奪、犯人「外交特権で免責だ!」

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金価格が高騰する中で、偶然にも浙江省杭州市で二つの関連する話題が中国でバズった。一つはある青年が100万元(約2000万円)分の金を保有していたところ、1年で50%価値が上昇、約1000万円を得た、というもの。もう一つが今回のテーマ、ある宝飾店で白昼堂々、金が格納されているショーケースをハンマーで次々と破壊、中に置いてあった金を持ってきたバックに詰め込み、逃走していく動画が拡散したこと。

「俺には外交特権がある」

当局は2024年3月9日、現地時間18時34分ごろ、宝飾店から通報を受け、18時43分、被疑者を確保した、という。わずか9分、さすが街中至る所にカメラがあるお国柄、犯人特定のスピードが半端ない。

それはともかく、当局の発表によると、被疑者は23歳男性で、雲南出身、同日14時30分、雲南から杭州に到着したという。さらに驚きなのは、当局が逮捕時の様子として、被疑者が「俺は中国人じゃない」「俺には外交特権がある」などと喚いたこと。

中国のこうした事件の当局発表で、ここまで詳細に報じられることはない。犯行時の動画では、被疑者が暴れ狂っている最中に何か言葉を発しているようにも感じ、その際に上述のようなことを言っていた可能性があり、当局もそれを追認しておこう、ということなのかもしれない。

当局発表によれば、現在までにすでに持ち去られたものはすべて回収したという。事件の様子から、当局では精神鑑定を進めることも示唆しており、捜査を引き続き慎重に継続している。

中国ネット民の反応

中国のネット民からは、あまりにも大胆な犯行に驚きの声が上がっているが、本人申告通り真に受けて、外国人が中国で金品を強奪、などと指摘。一方で、宝飾店やその宝飾店が入店しているショッピングモールが全くの無反応で、セキュリティはどうなっているのだ、との声もある。

雲南からわざわざ杭州に来て犯行している点に注目し、雲南の特殊な事情、何らかの警察からの保護下にある可能性なども分析されている。特に外交特権については、中国ではあまり触れられないワードで、議論が巻き起こった。

日本では、中国外交官が外交特権をかさにきて、都内などで違法駐車を繰り返すなどが指摘されている。ただ、違法駐車もそうだが、今回の強盗のようなものは、当然ながら外交特権など関係なく、処罰されるのが通例だ。

翻訳元:https://baijiahao.baidu.com/s?id=1793250211842384318&wfr=spider&for=pc

不景気中国の負の側面の可能性

動画を見る限り、完全に狂人の振る舞いで、大きめのハンマーを振り回し、ショーケースを破壊、金を強奪している。周りの人も遠巻きで見守るしかなく、スマホでの撮影に勤しむしかなかった。事情は今後明らかになる可能性はあるが、中国で景気が低迷して、不景気が定着するにつれて、こうした狂った事件は起きがちになってくると考えられる。

コメント

  1. 異常すぎる。。金目当てではないような気もしないでもない。だから狂人なのだろうが。。

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